■標本ケースを自作しよう
標本を作るとき、意外とコストがかかるのが標本ケース。
紙製のシンプルなものでも、専門ショップで買うと千円以上することもしばしば。
そこで、100均で揃う材料をつかって、カンタンかつ安く
そしてカッコいい標本ケースを作ってみたいと思います。
■材料・準備するモノ
何はなくとも、まずは100均で材料を探しましょう。
乾燥させた標本以外には、基本的には以下のモノがあればOK。
(全て100均ショップで手に入りますが、私のようなインドア派の方々向けに
いちおーアマゾンのリンクを貼ってあります)
・写真立て(薄):薄いモノ
・写真立て(厚):標本より厚さのあるモノ
(厚みのある写真立ては、薄い写真立てを複数枚重ねても代用OK)
・グルーガン
:別名ホットメルト。樹脂の棒を溶かして接着する
・グルースティック
:グルーガンに装填する樹脂の棒
・ボンド G17
:通称Gボンド。コスプレイヤー御用達の安価な万能接着剤。
写真立ては同じサイズのモノで色が揃っていると
作業量が減るのでオススメです。
■写真立てを組み合わせる
写真立て(小)はガラス部分「だけ」をグルーガンで接着します。
また写真立て(大)のベース部分はあとで使うのでとっておきます。
■標本を固定する
写真立て(大)のベース部分に昆虫標本を固定します。
今回はある程度取り外しが可能なグルーガンで固定していますが、
ボンドG17で固定してもよいですし、虫ピンで留めるのも良いでしょう。
■添付品を封入する
標本を固定したら、標本ラベルを一緒に入れておくと良いでしょう。
ラベルはカラープリンターで標本の情報を入力したものを印刷して、
両面テープでベースに貼ればOK。
また生物標本なら防腐剤もいれておくとカビなどの予防になります。
具体的には、チモール等を、針で穴を開けたアルミ箔に包んで
標本ラベルとベースの間に挟み込んでおくと目立たなくてイイカンジです。
■密閉して完成
最後にベース部分を写真立てにいれて、隙間をグルーガンで接着して完成。
密閉することで、防腐剤の効果が上がり保存性が高くなります。
応用例として、両面をガラスにしてリバーシブルなケースにしたり。
(※標本は虫ピンでフレームに固定しています)
また、創作生物なんかを入れてもイイ感じです。