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「コスプレ用の長物」を粘土で作る方法


■ライオンボードより手軽で高クオリティ?
コスプレ小道具を入手が容易&安価「粘土」で作る方法を開発してみました。
従来?のライオンボード方式より材料の入手や塗装が容易で、複雑なカタチも作りやすくてオススメ。



■用意するもの
・A4コピー用紙
・粘土(軽量石塑粘土がオススメ。今回は2個使用、多めに用意しておくと吉)
・芯材(園芸用支柱アルミ棒ステンレス針金 など錆びにくく多少の堅さがあるもの)
グルーガン(心材同士の接着に超便利なアイテム)
・アクリル塗料(今回はスプレータイプの黒と、液体タイプのシルバーを使用)
・床掃除用のコロコロ(超大事。これがないと始まらない。理由は後述)


■おおまかな作業手順
1.原寸大のイラストを用意する。
2.イラストより一回り小さく心材を組む
3.心材に粘土を盛りつける
4.粘土を削ってカタチを整える
5.色を塗って完成。

1のイラストについて今回は、個人的にオリジナルデザインの
「レイピア」を型紙に起こしてみました。
【無料型紙のダウンロードはこちらをクリック】

というわけで型紙をダウンロードして、A4で印刷します。
自宅にプリンタがない方は、コンビニのネットプリントがオススメ。
(※全てのパーツを切り抜いて、同じ色の線同士を合わせると一枚の大きな型紙になります)
オリジナルデザインにする場合は、コピー用紙を繋げて大きな紙にして描くといい感じです。

■芯材を組む
原寸大イラストより、一回り小さく芯材を組みます。
今回はアルミ棒を刀身に、細かい部分はステンレス針金を組み合わせ、これらをグルーガンで接着しました。
強度を出したい時は、エポキシ造型パテで接着するのもアリです。
(※振り回したりしなければ、グルーガンで充分です)

■粘土を盛りつける
芯材に粘土を盛りつけます・・・といっても、剣の刀身のように
「平べったくて長いモノ」を粘土で作るのはけっこう難儀。
ここで活躍するのが「掃除用のコロコロ」。
芯材の上に粘土を置いて上からコロコロすれば、カンタンに均一に平たくなります。
(横に広がった部分はカッターナイフなどで切り落とします)




■削ってカタチを整える
カッターナイフで削って形を整え、紙ヤスリで表面を整えればOK。
細かい部分はカッターナイフよりデザインナイフの方が良いかも。
平たい部分に紙ヤスリをかける時は、あらかじめ小さい板片に紙ヤスリを貼付けておくと
作業がしやすいです。これも細かい部分は、棒ヤスリを使っても良いかも。
万が一、ヒビなどが入ったら壁用の穴うめパテが便利です。

■色を塗る
金属っぽい感じなら、アクリル塗料の黒をスプレーして乾燥させてから、
液体塗料をドライブラシして、古びた金属材の質感を出すのがオススメ。
ドライブラシといっても、やり方はカンタン。
大きめの筆に軽く銀色塗料を付けたら、コピー用紙に色がかすれてくるまで塗ります。
ほどよく色がかすれてきたら、刀身などに軽く筆の先を叩き付けるように塗ればOK。
持ち手部分は、今回は塗装の代わりにペストマスクのときに余った合皮を巻いてみました。

黒スプレーを厚めに塗装すると、ちょっとやそっと振り回しても大丈夫な強度が出ます。
コスプレ小道具は長時間持つことになるので「これでもか!」というくらい軽量化すると良い感じです。
大きな物にはアルミのパイプ材なども芯材としてオススメ。