春といえば、引っ越しに新生活。
これから創作をやろう!という方も多いハズ。
安全・快適な作業スペースのコツをまとめてみました。
■まず最初に
新天地で創作を始めよう!というときに最初にするべきこと。
それは作業机の改造でも電源設備の拡張でもなく「周囲への挨拶(ねまわし)」です。
とりあえず、大家さんや集合住宅であれば両隣や階下の方へ、清潔感のある服装で、挨拶タオルなどを持って挨拶にいきましょう。
「マジメで善良な一般市民」という第一印象は、ときにどんなトラブル対策よりも効果的です。
引っ越しの時なら、この第一印象を「数百円のタオル」で買えるかもしれません。
(※地域性によっては、挨拶が逆効果の場合もあるので不動産屋さんなどにリサーチをしておきましょう)
■騒音対策のコツ
いくら根回ししたといっても、住宅トラブルの多くは「騒音」です。
全ての天井と壁と床に吸音材を貼れれば安心ですが、振動する器具や作業机の足に防振パッドをつけておくだけでも有効です。
■床をガードする
創作活動では、ふとした拍子に床や畳を傷つけがちなので、フローリングマットを敷いておきましょう。多少の防音効果も期待できます。
また重さのある作業台や工具を導入する場合にも、退居時に「床がへこんでしまった」というトラブルを軽減できます。
椅子周りにはチェアマットを併用するのも忘れずに。
■換気のコツ
「換気なんて窓を開けとけばいいじゃん」と軽く考えると、健康診断で痛い目をみるので塗装ブースなどの排気装置を設置しましょう。
設置場所は作業机と窓に近く(排気経路をなるべく短くする)、さらに部屋の対角に吸気できる窓があり、焼肉ができるくらいの換気能力が理想です。
(※良い子は真似しないで下さい)
注意点として、作業中に排気口の近くの窓を開けないこと。
排気がそのまま部屋に吸い込まれて循環し、換気の効果がなくなってしまいます。
■火災を防ぐコツ
塗料や接着剤の多くは引火性ですし、木くず・金属くず・紙くずは可燃物です。
火の扱いに注意するのはもちろんですが、消火器具も忘れずに。
住宅に備え付けの消化器を使うと事後連絡などが面倒ですが、自前のものであれば自由に使えます。
すぐ手の届くところに数百円の天ぷら火災用の簡易消火器を置いておくだけでも、かなり違います。
■電源の確保のコツ
いろいろ作業をすると、何かと不足しがちなのがコンセント。
延長ケーブルやマルチタップは便利ですが、上限ワット数にはご注意を。
例えば、「1500Wまで」の表示がある器具では、同時に接続使用する器具は15A以下にしないと発火などの恐れがあります。(100V × 15A ≒ 1500W)
おおまかなコツとしては容量の大きい電化製品はコンセントからなるべく近いところで、スマフォの充電器など容量の小さい電化製品を延長ケーブルの先に配置するのがオススメです。
またどうしてもコンセントが足りないときのために、コンセント出力つきのモバイルバッテリーがひとつあると便利です。
収納などはあとからでも工夫しやすいですが、
これら「固定設備」に近いものはあとから改善しようとすると大変です。
最初にキッチリ整えて、快適な創作ライフを。
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