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夏を生き抜け!「熱中症リスク表」!!

■緊急!熱中症対策まとめ!!
暑いです、ヤバイです。
しかも、学校など教育関係での集団熱中症など、
科学的な理解が普及していないせいで、さらにヤバいです。

そこで、「どうして日本の夏はヤバいのか」まとめた上で
「熱中症リスク表」と「根本的解決方法」を考えました。

■人体は常に「冷却」が必要
恒温動物(内温性)であるヒトは、幅広い温度帯での活動可能である反面、
大前提として「体が冷却できないと、しぬ」というハンデを抱えてます。

このための対策が「気化熱による冷却」、つまり「汗をかく機能」です。

■気化冷却の弱点
汗による冷却は水分の蒸発によるものなので、
周囲の「湿度が高い」ほど効果がゼロに近づきます。

現代日本、特に都市部ではビルの冷却塔やエアコンなど、
そこらじゅうで「熱と湿気」が撒き散らされているため、
ヒトという種族にとっては、極めて過酷な状況になっています。

■どのくらいの気温が危険なのか?
そこで、具体的にどのくらいの気温が危険なのか、
各種参考文献を元に「熱中症リスク表」をまとめてみました。


詳しい条件については、リスト下部の参考文献を参照いただくとして
高温環境下、特に運動(産熱)はかなりリスクが高いです。

■間違った熱中症対策

・各種「冷感」グッズ
ハッカやメントールによる「冷感」をうたったグッズは、基本的に逆効果です。
というのも、実際に冷やすわけでなく、皮膚の冷感覚を刺激して誤認識させるだけ。
つまり、身体は毛穴を閉じて暖まろうとするので、かえって危険です。

逆に「温感」作用のあるトウガラシなら・・・?
その昔、そのような発想からトウガラシ粉末を全身に塗りたくって、
粘膜や陰部の激痛にのたうちまわった友人がおりまして・・・(遠い目)


・打ち水(散水による気化熱)
現代日本の都市部などでは、さらに湿度があがるため逆効果となる場合があるだけでなく
吸水性の低い歩道などでは、転倒による二次被害の危険もあります。

逆に極端な乾燥地域であれば、このような気化熱利用は有効な手法で、
乾季のナイジェリアなどでは、湿らせた陶器鉢を「冷蔵庫」のように
活用する事例もあります。
(参考:How To Make an Electricity-Free Refrigerator

■根本的な熱中症対策
ヒトは活動する以上、熱を生み出すことは避けられませんし
エネルギー保存則からいっても、エアコンによる冷房は
「熱にさらなる熱を加えたうえで、ヨソに押し付ける」ことしかできません。

つまり、根本的な対策は「夏季休暇」。これしかありません。

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